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2022.09.21

私たちの年金は投資に使われている!?

「毎月、毎年払っている年金ってそもそもどういう仕組みかよく知らないんだよね。」

「少子高齢化が進み、老後もらえるのかわからないとテレビでも言ってるし、年金を支払い続けてメリットが

あるんだろうか?」と考えていらっしゃる方も多いかと思います。

今回のブログでは、年金のしくみについて少しでも興味をもっていただけるような話をしていきます。

 

日本の公的年金制度を維持していくために、国が基礎年金の半分を国庫(税金)で負担したり、年金保険料の上限を

設定して掛け金が国民の負担になりすぎないように調整をしています。

実は、年金の一部は国が運用(投資)している事をご存じでしたか?

年金の一部(年金積立金といいます)は、GPIFによって市場運用(投資)に充てられています。

GPIFとは、国が認めた年金積立金管理運用独立行政法人という機関で、年金積立金の管理・運用を行い

年金財政の安定に貢献する組織です。

総資産額は約290兆円で、世界最大級の投資機関と呼ばれています。

 

2001年からの運用成績は、収益額は累積+101.7兆円、年平均の収益率は+3.56%(年率)となっています!

桁違いすぎてピンとこないですね・・。

赤字黒字を繰り返しながら、毎年少しずつ収益を上げてきています。

長期的に安定した収益を得る為にGPIFでは国内債券・国内株式・外国債券・外国株式の主に4つへの分散投資で

資産を増やし続けています。

国内外のいろいろな有名企業の株を買い、その企業が利益を出せば、私たちの年金の財源が増えるという仕組みです。

 

毎月給料から支払われている年金の一部は、ただ貯金のように預けているのではなく、GPIFによって資産運用

されているのです。

GPIFの運用で得た利益が年金給付に使われて、働く世代の年金保険料の負担が大きくならないように

してくれています。

 

この話を聞いてどう思われたでしょうか?

自分が支払っている年金保険料が投資に充てられていると知るだけでも

年金の見方が少し変わってくるかと思います。

私たちが支払っている年金保険料は、少子高齢化が進むにつれてその額が減少していくので

年金積立金を運用してその不足分を補っています。

運用成績が今後右肩上がりになる保証はなく、経済が悪化し赤字が続く事で

将来受け取れる年金が減る可能性も考えられます。

 

「納めてきた年金が先も読めない投資に使われているなんて怖い!」

「損失が出て消えた年金はどうするんだ!」

など様々な意見が世間ではあります。

年金の仕組みについてまずは知り、自分が今から将来に向けてできることはなんだろう?と考え

老後の計画をどう立てていくか考えていく事が大切だと思います。

これからどのような資産形成をしていくか考えるきっかけとなれば嬉しいです。

 

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